[an error occurred while processing this directive][an error occurred while processing this directive][an error occurred while processing this directive][an error occurred while processing this directive]

Surf culture

カリフォルニア漂流記1988

Writing & Photo by Novoru Sugiyama

〜 第4部 黄昏のサンタクルーズ 〜

車中でPJは早口英語でベラベラと喋っていたが、僕は時差ぼけと疲れで聞き流していた。
と言っても基本的に英語はわからない。20分ぐらいしてPJの家に着き、いきなり裏庭に案内された。
なんとそこには無造作に置かれた1940年代のサーフボードが芝生の上に横たわっていた。
1960年代のホビーフィルエドワーズモデルも3本ぐらいあった。

家の中に入り彼の部屋に通された。 本棚には昔のサーファーマガジンがあふれんばかりにビッシリと綺麗に整理され並べられていた。彼は適当に10冊程手に取って「これ全部あげるよ!持っていきな!」と渡された。
え!マジ?当時の僕は、60年代の情報に飢えていたので、すごい感激だった。
それにしても、今夜は何処に泊まるのだろうか?ここかなぁ。でも海の匂いはしなし、、、。

The Endless Summer

photo : Novolu


そんな事を考えていたらPJが「時間があまりないから出発だ!
サンタクルーズへ向け、今夜君を泊めてくれる家にだよ」 僕は安心したのかウトウトと眠ってしまった。
サンタクルーズの町に着く頃、目を覚ました。

町の第一印象は、なんて田舎なんだろうと思った。
ちょうど陽が傾き始めた頃で町はメローな雰囲気に包まれていた。中心部のダウンタウンを通り過ぎてから海に出た。「カリフォルニアの海だ!でも何だか違うぞここは!」

海岸の感じは北茨城に似て、崖の下がサーフポイントになっている。崖に沿って散歩ができるくらいの歩道が続いていた。

The Endless Summer

photo : Novolu

夕方のセッションを終えウエットを脱いでいる年輩のサーファー、自転車やスケートボードに乗りながら波チェックをしているグロメッツ、散歩しているお年寄り、バックパックを背負って 歩いているヒッピーカップル。
そしてポイントでは3人のサーファーが波待ちしていた。

崖に沿って右から左へと胸サイズの波がまるでオイルのようにまったりと綺麗にブレイクしていた。「これがポイントブレイクなんだぁ」岩の上にはラッコ?海面を見ると海草がゆらゆら、空を見上げるとカモメが空に浮かんでいる。

僕はカリフォルニアのビーチは底抜けに明るいイメージを抱いていたが、ここサンタクルーズは、なぜかセピア色で哀愁が漂い、なんか非常に落着く感じであった。 16年経った今でも鮮明にその情景が脳裏に焼き付いている。

早速、僕等はピアにあるレストランへ入った。そこは、結構賑わっているレストランでビールとズッキーニのフライ、そしてフィッシュアンドチップスを食べた。今日は、色々あって疲れたけどとてもハッピーな気分だった。夜の海を見ながら、これから始まるカリフォルニアンファミリーとの生活やサーフィンに多いに期待していた。

食事を終え、泊めてくれるファミリーの家へと向った。 そこは山の中で周りは真っ暗であった。家の中から40過ぎの男とその息子が出てきた。

<< 第三部を読む       第五部を読む >>

[an error occurred while processing this directive][an error occurred while processing this directive][an error occurred while processing this directive][an error occurred while processing this directive]

このページの最初に戻る

トップページに戻る

Copyright © 2008 PACIFIC GATE. All Rights Reserved.