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Surf culture

カリフォルニア漂流記1988

Writing & Photo by Novoru Sugiyama

〜 第7部 TODAY’S CONTEST 〜

コンテスト初日、5時に目が覚めた。
外は雨が降っていたのでマイクは「低気圧の影響で、今日の波はデカイかもしれないぞ!」と予想した。
僕は、ダブルオーバーの波だったらどうしようかと少々不安だった。

コーヒーとクッキーで簡単な朝食を済ませて、マイクとマイキーそして僕の三人で、かなりドキドキしながら(波のサイズが、、、)先にコンテスト開場のザ・レーンへと向かった。
海に着くと雨は上がり、波のサイズは胸肩だったので安心した。

早朝のザ・レーンではキャリフォルニア中からコンテストのためにやってきたサーファー達が大勢いた。
老若男女が長いボードを持ち、まるでビーチは日本のお祭りのような賑わいをみせていた。
じわじわと興奮しながらエントリー確認をして大会プログラムをもらった。僕のヒートはかなり後の方、そしてマイクは最初のヒートでなんと同じヒートにドナルドタカヤマとリッチーチューがいた。
マイクは「今回は終わった」と独りブツブツと言っていた。

僕はカメラを片手に、サーファーのファッションやボードを歩きながらバシバシと写真を撮りまくった。
サーフボードのフィンはシングルとスタビライザーが半々ぐらいで、派手目のものからシンプルな板まで、まるでカリフォルニアのサーフショップを一まとめにした感じで凄い面白かった!
サンディエゴからサンフランシスコのサーフチームが集結しているから、板にもローカルカラーが何となく出ているような感じであった。

ファッションはスエットパンツにシープスキンのロングブーツが全盛!たまにショーツにロングのシープスキン派もいた。これがスゲーカッコ良かった!
またステッカーをベタベタと貼った1950年代のウッディーワゴンやワーゲンバスがパーキングロットに所々停まっていて、まるでタイムスリップしたのではないかと思うぐらい最高に雰囲気出ていた。

僕は、マイキーとニールの3人でカウエルビーチというポイントにボードを持って歩いて行った。
途中、ヨーヨーを持ったロングヘアーの痩せ細った少年がニールに声を掛けて来た。
名前はジョエルでサンディエゴからコンテストの為に来たらしい。数年後にわかったのだが彼は何を隠そう、あのジョエルチューダーだった。
彼はただの小僧といった感じで僕に「どこから来た?日本?海は冷たいか?」と聞いてきた。
ニールが「お前は上手だ!」とハングテンの真似をしながら紹介した。

僕等は午前中は大会を見ないでサーフィンした。
昼はオリビアの作ったサンドイッチをぱくつきながら大会を見ていた。マイクは大会の模様をビデオに撮っていて、もうすぐ自分のヒートだからと言ってウエットスーツに着換え始めた。
そして明るい表情で僕のところにやって来て「ドナルドは風が強くなってきたからキャンセルしたらしい」と言って崖にある階段を降りてパドルアウトした。

1ヒート6人で15分間、ジャッジポイント内容はマニューバが10、スタイルが6、トリックが4でそれらのポイント数の合計で競われるのであった。
しかし、マイクは何本かいい波をゲットして得意のドロップニーカットバックもキメていたがラウンドアップする事が出来なかった。
ヒートもどんどん消化され、自分のヒートが近づいてきた。僕の心臓がバックンバックンし始めたのであった。

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