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Surf culture

サーフトリップで訪れたフィリピンで考える

Writing by Masayuki Kato

PACIFIC GATEの杉山氏から、今回のTALK STORYのテーマはこの旅でのせつないことを寄稿してほしいとのメールが届いた。前回とは違う雰囲気で書きたいと思います。

『皆さん、フィリピンという国についてのイメージはどうですか?』
・バナナにマンゴー、ナタデココ
・マニラのゴミ山"スモーキーマウンテン"で子供達が換金できるゴミを拾う姿
・貧困と富のギャップ
・そして、売春。
・太平洋戦争の激戦地
・そうだ、台風が生まれる場所(とてもサーファーらしい回答ですね!)

あまり良いイメージが浮かばない。 僕は、フィリピンでサーフィンが出来るなんて知ったのは最近です。ですから、正直にフィリピンを訪れる前までは、(申し訳ないですが正直に)この様なイメージしか持ち合わせていませんでした。

僕は、この旅で"楽しい"想いと良い波に巡り会いました。そして、良い人々に出逢いました。
ですが、テーマである"せつない"想いもしました。
"優しさ"や"豊かさ"とは何であるのか…と考えました。

僕は、ジーザス・ポイントで偶然にサーフィンをする海外青年協力隊のGAKU君と出逢うことができ、この国の現実も知ることが出来たのもサーフィンがあったからだと思います。

彼とバクノータンという町にあるサーフポイントのビーチへ一緒に行きました。そこで、サーフィンを始めたばかりのGAKU君にサーフ・レッスンを始めたら地元の子供達が大勢集まってきました。
騒ぐ子が数名いたのですが一人の男の子が「静かにしろよ、聞けよ!」って言ったみたいで,、その場は静まりました。 彼はきらきらした眼差しで静かに日本語でのレクチャーを一生懸命に聞いていました。
僕は彼らにもサーフィンを教えてあげたいし体験させてあげたい気持ちで一杯になりました。
でも、残された彼らには道具はありません。みんなで交換して楽しめる一枚のボディーボードすら買えません。

彼らは楽しそうに走りながら歓声をあげて去って行きました。
彼らの多くはモノ売りをして生きるために働いています。
それで得たお金は、家族や親戚までも助けます。(売春も同様と聞きました)

サンフェルナンドという街の土曜の夜、教会前広場には大勢の人々が集います。
物売りの少年、露天で働く子供達が目立ちます。
彼らはしっこく声をかけてくるということはありません。
デジタルカメラで写して見せてあげると「ありがとう」って言って屈託の無い笑顔を見せてくれます。

僕は勝手な思いなのですが、彼らと接して"心の豊かさ"とか"個として「独立」してる様にも感じました。
僕に"媚びる"ことはしません。
素晴らしい笑顔で「ありがとう」って言って雑踏の中に消えて行きました。
"媚びらない"って凄いことだと思います。そう思いませんか、皆さん?

僕の心には"せつなさ"が残りました。
楽しそうに去っていってくれた子供達、少年達の"笑顔"で逆に救われた(癒された)気分でした。

また、GAKU君を含めJICA職員有志で人形劇やマジックなどを子供達に2ヶ月 に1回ぐらいの割合で色んな場所で催す活動をしているという話を聞きました。自分達が出来ることからする行動力は素晴らしいと思います。

また、出来る事を自らもしたいと思います。
これを書くことも僕が出来ることの一つだと考えています。

帰路のマニラでのことです。
フィリピンでは、交通手段は道路交通です。
庶民の足、ジープニーもディーゼルガソリンで走ります。
首都のマニラはもの凄い渋滞と排気ガスの臭いで充満され空気が澱んで
いました。誰もがハンカチやタオルで口を塞いでいます。
なにせエア・コンディショナー付きの庶民の足などありませんから!

少し前のニュースで京都議定書などによりオゾン・ホール問題解決に向けた具体的な動きが伝えられています。
日本ではディーゼル規制により古い車は乗れなくなります。それらのトラックやバスが廃車にされてスクラップとされているのか、僕は興味すら持っていませんでした。僕が見た多くのトラックやバスは、日本語が車体に描かれ古びていて黒煙を吐き出しながら何台も走っていました。
「どこの発展途上国も同じではないでしょうか!?」安価に手に入り便利になるならば誰もがほしくなります。

僕たちがホントにいらないと思っているモノがここで走っています。
この国に集まっています。
「本質的な問題の解決にはなっていない現実」を知りました。
しかし、この国にはこれらが必要な事も理解できます。

日本(先進国)がお手本になり、見栄え良くするだけでなく、アセアン諸国などの発展途上国からこのような現実を、少しでも改善する支援をすべきでないかと実感しました。

この旅では、『あ〜波が良かったね!、美味いもの食べたね!、
楽しかった!!』という思いだけでなく、いろいろ考える機会となる良い時間が過ごせました。
僕の今回の旅については、サイト"限りなき夏"を読んで頂ければと思います。

ジーザス・ポイントでは、リーフ・ブレークでコンスタントに胸サイズの永遠のように乗れるレギュラーを堪能しました。
このポイントは年に30日位しか良い波が出現しないと聞きました。
モナリザ・ポイントでもコンスタントに頭サイズやそれ以上のブレークでサーフィンが出来ました。サーファーとしても良い時間を過ごせた旅でした。

僕は、サーフィンは精神浄化の手段だと自分のサイトでも書いています。
人にサーフィンって何ですか?と質問されても同様な答えをします。

波だけでなく、この旅で出逢った笑顔で『ありがとう』って言ってくれたフィリピンの人達にも良い波動をもらいました。
人々から、波からも発散される良い波動により精神が浄化されました。
その国のことを少しでも知り・感じることで自分の意識も少し変化しました。

僕からも、心からありがとう『サラマット ポ』。

彼らの眼差しはキラキラ輝いてました。
僕も輝きたいと望みます。
あの眼差しと同様に…

僕は、この旅でサーフィンがもっと大好きになりました。
サーフィンがあったからこの旅の全てがあったからです。

人は程好い距離感を持ち心に共有する"何か"持っていると心地良いと
感じると思います。
サーフィンも同様です。
日常から程好い距離で離れ、違う感覚・視点で"モノゴト"を見る機会を与えてくれるサーフィンと旅が出来たことを嬉しく思っています。

皆さん、良い波(波動)を 良い旅を…心から願っています。


最後に、
このようなテーマに着目して書く機会を与えてくれたPACIFIC GATE・杉山君に感謝をします。
また、JICA隊員のGAKU君に感謝をします。
そして、いつも笑顔で『ありがとう』って言ってくれたフィリピンの人々に感謝します。

キャセイ・パシフィック航空会社では、機内での不必要になった外国通貨などを、ユニセフに寄付する活動をしていました。とても素晴らしいことで賛同しました。

読んで頂いた皆様に感謝します。『サラマット ポ』

DAKAT.  27.Nov.2004

Masayuki Kato
1962年生まれ
16歳の頃に高校で出会った鎌倉在住の友達に感化されサーフィンを始める。
鎌倉でPACIFIC GATE杉山氏と出逢い、いつの間にやら10数年、サラリーマンを辞め3年目。
'04夏の終わりよりWeb-Siteにジャーナル掲載開始する。

[ OneWorld、、、Just Surfing!! ] photo : Sakiko

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