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Surf culture

憧れ(かっこいいサーファー)

Written by Masayuki Kato

いつもの岩礁ポイントで沖からの大きなセットのウネリを待っている数人の
サーファーがいる。
彼もそのなかにいる。

自然のリズムの間隔で訪れる波をサーファーは、順序よくテークオフしていく。
テークオフした彼のライディングを波の背から見つめるていると、ボトムでクラシカルに
両手を広げターンをしてトップへシフトさせ波のパワー全てをサーフボードと自己に
吸収してアレンジし発散させる。
その姿は、美しくパワフルで、まるでダンスを踊るかのようである。

オフショアの風に彼の後ろ髪が少し靡いた。
一本の波のパワーゾーンを全てつかい、静的に心で描いたラインを動的に表現をして
地球のリズムの一小節を終え、静にゲッティングアウトして再び自分の順番を静に待つ。
いくつかの小節を奏でるリズムで自己の全ての表現力を発散させ輝く。
オフショアでリップで弾けた波がキラキラ輝き飛び散る。
ボトムでスプレーが綺麗にあがる。

彼のしぐさや表情はメローであるが、サーフィンは俊敏である。
太陽光が波の背面から吸い込まれ、波はエメラルドグリーンの深みがある色となった
ウォールとなり白いスープとなり岸に砕けて沖へ戻る。

数本の良い波をキャッチして自己のスタイルでライディングを繰り返す姿には同じ動きはない。

たまには、レールを入れすぎてスピンアウトして波に吸い込まれ、海面に顔を上げて
ニヤッと自分に笑うこともある。
ボトムを海面に浮かせた彼のサーフボードは、レトロシングルフィンのショートボードは
パープルにイエローのグラスオンフィンだった。

そして、かっこいいサーファーは引き際を心得ている。
ショアブレークまできっちりと波に乗り、綺麗なプルアウトをしてポイントを去る後姿に
サーファーとしての経験が伝わってくる。

彼が静にポイントを後にしてから、しばらく経つとウネリのリズムが変調になったり
風向きが変わりオンショアになった。

まるで、彼と自然は同調しているかのように私は感じた。

Masayuki Kato
1962年生まれ
16歳の頃に高校で出会った鎌倉在住の友達に感化されサーフィンを始める。
鎌倉でPACIFIC GATE杉山氏と出逢い、いつの間にやら10数年、サラリーマンを辞め3年目。
'04夏の終わりよりWeb-Siteにジャーナル掲載開始する。

photo : Novolu

photo : Novolu

※写真と文は関係ありません。

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